自然保護レンジャーの日記

　今年もヤマウツボに会いに飯綱町の自生地に行ってきましたっ


　ヤマウツボは長野県版レッドデータブックで＜絶滅危惧IB類(EN)＞に分類されている希少植物
　葉緑素を持たない植物でブナ科の木に寄生します。。

　２年前に発行された本には「１４株が確認された」と書かれていましたが
　ざっと数えても４０株以上ありました。。うれしい限りです☆

　林床に生える様はよくムーミン谷のニョロニョロに例えられます。。
　確かに奇妙かつ愛嬌のある植物ですっ

　訪れた時期が少し遅かったようで大半の株は既に花期が終了していました。。

　周囲ではラショウモンカズラの花が盛りでした。。


　マムシグサの仲間

　亜種も多く素人には判別が難しい種なんです



　茎の文様と花を覆う仏炎苞の形状もマムシそっくり
　まるで鎌首もたげて威嚇態勢にみえるので
　大のヘビ嫌いの自分は薄暗い林内でこの花に出合うと
　思わず声をあげ後ずさりしてしまいます^_^;