自然保護レンジャーの日記

　紅葉もピークを過ぎ里山の林内も大分明るくなってきました
　長野市内も昼近くから陽も差し気温も上がってきたので
　旭山西側に位置する萩平から冨士ノ塔まで林内を散策しました

　この時期の林は暖色系で統一され見通しも利いて心地よい空間になります
　落ち葉の絨毯の上をサラサラと音を立て舞い散る木々の葉を浴びながら歩くのはもう最高！

　萩平で麓の猟友会々員の方にお会いしました
　仕掛けた罠を点検して歩いているというので同行させてもらいました
　使いこんだ連装の散弾銃を片手に興味深い話を聞かせてもらいました

　罠の周囲には鹿やイノシシの足跡やタヌキの通い道が付けられていましたが
　罠には何も入っていません
　猟友会のオジサン曰く　「この時期は山に食べ慣れた食糧が豊富なので掛りが悪い」とのこと
　くず野菜など食べ飽きて見向きもしないそうだ　
　ちなみにパンで釣ると掛りが良いけどもったいないから使わないんだって

　去年は熊も３頭掛ったけれど罠猟は禁じられているので冨士ノ塔まで運んで放したらしい
　この地域には４頭くらい棲んでいるけど縄張りが広いので頻繁に目にすることはないとのこと
　このあと３ケ所回って獲物ゲットならず
　ハクビシンは増えてよく捕まるが食べれないし毛皮も売れないので取り損らしい
　オジサンとはここで別れて　安茂里小学校学有林に入った

　昔は教室暖房用の薪を調達したらしいが今は自然体験学習に使われている


　ツツジ　と　ウリカエデ


　ダンコウバイ（上）と桜（下）の落ち葉



　紅葉は頭上から足元へ移ってきました　いよいよ冬枯れの時季が訪れます