2009年09月21日

熊襲撃に思う

 秋らしい好天がつづきマス。。。
 野山に繰り出すにはもってこいの日々なのですが・・・
 今月初旬から秋の花粉症に悩まされ引きこもりの日々を送ってマス。。

 そんな中 乗鞍岳畳平駐車場とバスターミナルで熊襲撃の報道が飛び込んで来ました。。
熊襲撃に思う
 
 深山の木々が色づき始めるこの時季
 熊たちは冬篭りに向けて盛んに捕食行動を始めるマス。。
 しかし今年の長野県内はお盆までの日照不足で木の実は不作。。。 
 熊たちはテリトリーを出て食料調達をしなくてはならないので
 熊被害が起きないか心配していたところに事故は起きてしまいました。。。

 古来より熊は人間の狩猟の対象であり熊にとっては人は最大の天敵
 熊たちのDNAには種存続を脅かす最大の存在は人間であると書き込まれているのデス。。
 つまり熊は人間がメチャクチャ怖いのデス。。
 だから人の気配を感じると熊は人との接触を避けるため逃げていきマス。。
 とても臆病なので身を隠すことのできない草原に出てくるなんて普通しません。。
 ましてや人間がウジャウジャいる駐車場に現れるなんてことは・・・

熊襲撃に思う
 おそらく残飯やターミナルの食品の匂いに釣られてフラフラと茂みから出ちゃったのでしょう
 
 気づいて辺りを見回したら大嫌いな人間が目の前に
 おそらく彼はパニックを起こし退路も見失い死に物狂いで人間に挑んだと思われます。。
 
熊襲撃に思う

 身を隠す場所を求め駐車場を駆け回りやっと見つけた隠れ家がバスターミナルビル
 ところが建物に入ってみるとそこにも人間がウジャウジャ
 彼の心中察して余りあるものがありマス。。大パニック デスョ それは
 擬音を使えば「ウッギャーッ」デス。。
 頭は真っ白 暴れるしかなかったと思いマス。。

 今回の事故は熊にとっても人間にとっても大変不幸な出来事デシタ。。
 今は人と深山の野生動物との生活圏が近くなりすぎてしまったと思いマス。。
 緩衝地帯なくいきなり接している状態は好ましい状態ではありません。
 自然との共生は人類存続のためにも非常に重要なことなのだと思いマス。。




Posted by ビーグル at 20:34│Comments(7)
この記事へのコメント
こんばんは。
私もこの一報を聞いて、心が痛みました。
見解は、ビーグルさんとほぼ同様です。
熊を、人間が追い込んでいる。
被害が、人間にも熊にも出てしまう。
何とかしないといけません。私達に、何が出来ますでしょうか。
Posted by ことのはことのは at 2009年09月21日 23:55
ことのは サン
お久しぶりデス☆
「私達に、何が出来きるか」
我々にとって大きな課題デスネ。。
自分的には深山に実り豊かな森を再生することだと考え
ブナやミズナラ・コナラ・クリなどを植林していマス。。
放置されたスギやヒノキの人工林に森林税をつぎ込むより
多くの生き物を育むことができる実り豊かな森を広げてもらいたいデス
Posted by ビーグル at 2009年09月22日 17:32
こんばんは。

私も、このニュースを聞いてビックリしました!
この出来事が起こる前週に、乗鞍岳に行っていたのですが、
まさか、あのバスターミナル周辺に熊が現れるなんて、
想像できない場所だからです。

私たちの生活が便利になるのはいいのですが、自分たちの事ばかり
優先してはいけませんね。
Posted by いろはにほへと。 at 2009年09月22日 21:28
いろはにほへと。 サン

お久しぶりデス。。☆
おっしゃるとおり「えばるな人間!!」デス。。
熊が出没するたび有害鳥獣駆除の名の下
銃殺が繰り返されていマス。。
余りにも場当たり的な対処で何の問題解決にはなりません。。
場所を変え同じことが起こり絶滅するまで駆除が続くだけデスから。。
Posted by ビーグル at 2009年09月23日 07:21
はじめまして、私はオオカミとクマが好きな中2です。
将来は自然保護官になりたいと思っています。

私も2月のスキー研修に行く予定だった乗鞍岳でクマが出たということで大変驚きました。(岐阜県の中学校なので岐阜県側ですが)
ツキノワグマについては完全に人間に非があると思います。
奥山放獣という方法もありますが日照不足で餌不足の奥山にはなってもまたこの駐車場に降りてくる可能性はあると思います。
クマが人里に下りてこなくてもいいような森林を創っていくことが大切だと思います。

ツキノワグマの生息地域は人間の町などによって分断されているため違う地域のクマと交雑が出来ないツキノワグマは生息頭数よりももっと危機的状況にあると思います。
このままでは有害鳥獣駆除の名の下にニホンオオカミの様に絶滅してしまうかもしれません。(個人的にはニホンオオカミも絶滅していない可能性がわずかながらある。と思いますが)
ワシントン条約でも国際取引が禁止され、絶滅危惧種にも指定されている希少なツキノワグマと人間が共存していける道を探していかなければならないと思います。
Posted by ニホンオオカミ at 2010年03月21日 18:32
連続投稿申し訳ありません。書き忘れていたので・・・
これからも覗かせてもらうことがあると思いますがヨロシクお願いします。
Posted by ニホンオオカミ at 2010年03月21日 18:35
ニホンオオカミ さん
はじめまして。。
中学2年生ですか・・・
野生動物との共生について良く勉強されていますね。。
中学生なのにしっかりとした考え知識を持っていてビックリ
でもうれしいし、頼もしいです!!
地球上の生態系を撹乱し破壊している張本人は人間です
人間も生態系の一部に過ぎませんから
自然破壊は必ず人間の存続をも危うくします。。
これからもしっかり勉強して夢を実現してください!!
Posted by ビーグル at 2010年03月21日 21:10
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