2010年03月22日
信毎記事から
3月17日(水)信濃毎日新聞記事から
「国立公園・峰の原高原で調査塔撤去中にアカマツ折る」

風況調査塔の撤去で枝が折れた松の木=16日夕、須坂市峰の原高原の根子岳中腹
須坂市峰の原高原の根子岳中腹で、風力発電施設の建設計画を断念した「IPPジャパン」(東京)が現場に立てた高さ約45メートルの風況調査塔を撤去作業で倒した際、アカマツ1本の枝を折っていたことが16日、分かった。県自然保護課は同日、自然を傷つけない形で早急に撤去するよう同社に通知した。
一帯は上信越高原国立公園内。規制の緩い普通地域のため、地権者の了解を得れば今回の事例も問題はない。しかし、地権者の財団法人仁礼会の駒津幸司事務局長は16日の取材に、アカマツの枝が折られたことについて「知らなかった」と話した。
同社によると、3月に入ってから鉄塔に張っていた複数のワイヤを外して撤去。倒した際、塔の先端に近い部分が高さ約2メートルのアカマツの枝を折った。環境省長野自然環境事務所(長野市)のレンジャーが14日に発見、県自然保護課に連絡した。
同課によると、自然公園法に基づき、同社は仮設工作物として鉄塔の建設を県に届け出。両者間で、撤去の際には原状回復することを確認していた。同課は「もう少し丁寧に仕事をしてくれると思った。今後は注視したい」としている。
同社の清田浩・開発部長は取材に「撤去作業は業者に任せていた。現場には行っていない。できるだけ原状回復に近づけたい」とした。
2006年9月に設置された風況調査塔をめぐっては昨夏の風力発電計画断念後、地元住民や市が再三撤去を求めたが、同社は「自然を傷めない方法を模索している」などとして作業を先送りしていた。
---------------------------------------------------------------------------------------------------
以上が信濃毎日新聞に掲載された記事デス。。
皆さんはどう思いましたか?
自分は他の国立公園内でも
大同小異このような事例をたくさん見てきました。。
希少な植物までビーバー草刈り機で刈り掃う登山道整備
湿原に重機を入れての木道敷設などなど
どのケースも実際行っているのは行政や観光協会の下請け業者
「登山道の刈り払いをしてください」「木道を造ってください」
と頼まれた作業員の方々なのですから無理もありません。。
下界と同じように依頼された作業を忠実に実行されているのですから
作業員を責められるでしょうか。。
彼らは野生動植物に関する専門家ではないのです。。
今回の峰の原の事例でも国立公園内の赤松の枝が折られたことを
マスコミ各社は強調されていますが
実際現場に行ってみると周辺の赤松は
冬の厳しい風雪で見るも無残に太い枝が折られ散乱しています。。

そんな中で松の枝に気を付けて作業するという感覚・思考が
撤去作業をする人たちに働くでしょうか。。
しかも国立公園の中でも規制のゆるい普通地域での作業です。
自然環境を守る立場からすると配慮に欠けた荒っぽい作業であることは事実
であれば
国立公園など環境に配慮が必要な場所で作業を行う時は
必ず専門知識を持った監督官が立ち会うシステムを作ることが肝要と
考えマスっっ。。
そうしなければ同じことがこれからも全国各地で繰り返されると思います。。。
夜中に書く文章ってどうして こうも理屈っぽく くどくなっちゃうんでしょう。。
ミッドナイトハイになっているんですかねぇ。。。
こういう文章書く自分が本当は嫌なんデスョ
朝起きて 「ボツにしようかな」とも思ったのですがUPしちゃいましたっっ
「国立公園・峰の原高原で調査塔撤去中にアカマツ折る」

風況調査塔の撤去で枝が折れた松の木=16日夕、須坂市峰の原高原の根子岳中腹
須坂市峰の原高原の根子岳中腹で、風力発電施設の建設計画を断念した「IPPジャパン」(東京)が現場に立てた高さ約45メートルの風況調査塔を撤去作業で倒した際、アカマツ1本の枝を折っていたことが16日、分かった。県自然保護課は同日、自然を傷つけない形で早急に撤去するよう同社に通知した。
一帯は上信越高原国立公園内。規制の緩い普通地域のため、地権者の了解を得れば今回の事例も問題はない。しかし、地権者の財団法人仁礼会の駒津幸司事務局長は16日の取材に、アカマツの枝が折られたことについて「知らなかった」と話した。
同社によると、3月に入ってから鉄塔に張っていた複数のワイヤを外して撤去。倒した際、塔の先端に近い部分が高さ約2メートルのアカマツの枝を折った。環境省長野自然環境事務所(長野市)のレンジャーが14日に発見、県自然保護課に連絡した。
同課によると、自然公園法に基づき、同社は仮設工作物として鉄塔の建設を県に届け出。両者間で、撤去の際には原状回復することを確認していた。同課は「もう少し丁寧に仕事をしてくれると思った。今後は注視したい」としている。
同社の清田浩・開発部長は取材に「撤去作業は業者に任せていた。現場には行っていない。できるだけ原状回復に近づけたい」とした。
2006年9月に設置された風況調査塔をめぐっては昨夏の風力発電計画断念後、地元住民や市が再三撤去を求めたが、同社は「自然を傷めない方法を模索している」などとして作業を先送りしていた。
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以上が信濃毎日新聞に掲載された記事デス。。
皆さんはどう思いましたか?
自分は他の国立公園内でも
大同小異このような事例をたくさん見てきました。。
希少な植物までビーバー草刈り機で刈り掃う登山道整備
湿原に重機を入れての木道敷設などなど
どのケースも実際行っているのは行政や観光協会の下請け業者
「登山道の刈り払いをしてください」「木道を造ってください」
と頼まれた作業員の方々なのですから無理もありません。。
下界と同じように依頼された作業を忠実に実行されているのですから
作業員を責められるでしょうか。。
彼らは野生動植物に関する専門家ではないのです。。
今回の峰の原の事例でも国立公園内の赤松の枝が折られたことを
マスコミ各社は強調されていますが
実際現場に行ってみると周辺の赤松は
冬の厳しい風雪で見るも無残に太い枝が折られ散乱しています。。

そんな中で松の枝に気を付けて作業するという感覚・思考が
撤去作業をする人たちに働くでしょうか。。
しかも国立公園の中でも規制のゆるい普通地域での作業です。
自然環境を守る立場からすると配慮に欠けた荒っぽい作業であることは事実
であれば
国立公園など環境に配慮が必要な場所で作業を行う時は
必ず専門知識を持った監督官が立ち会うシステムを作ることが肝要と
考えマスっっ。。
そうしなければ同じことがこれからも全国各地で繰り返されると思います。。。
夜中に書く文章ってどうして こうも理屈っぽく くどくなっちゃうんでしょう。。
ミッドナイトハイになっているんですかねぇ。。。
こういう文章書く自分が本当は嫌なんデスョ
朝起きて 「ボツにしようかな」とも思ったのですがUPしちゃいましたっっ
Posted by ビーグル at
08:33
│Comments(4)
2010年03月20日
根子岳山麓
麗らかな陽気に誘われ
無謀にもスギ花粉が充満する大気の中へ
一応 花粉ガードゴーグルとマスクは装着。。
しかし いつも
蒸れてくるので最終的には外してしまうのですが・・・
今日の目的は須坂市峰の原高原から根子岳へのスノーハイキング♪

牧歌的な根子岳山腹を気ままに彷徨えるのもこの時期だけ
雪が消えると笹藪が煩くなる。。。

峰の原ペンション村からゴルフ場を突っ切って根子岳溶岩台地へ

この時期は入山料金所もフリーパス

クロカンコースを歩くのもバカバカしいので樹林帯へ

そして又牧場の中を放浪・・・

今日は天気予報通り
スキー場のリフト運行も中止となる程の強風
山頂は断念。。

キッズクラブご一行様は雪上車でゲレンデ最上部まで上がってきました。。
強風で飛ばされるぞ!!君たちっっ
無謀にもスギ花粉が充満する大気の中へ
一応 花粉ガードゴーグルとマスクは装着。。
しかし いつも
蒸れてくるので最終的には外してしまうのですが・・・
今日の目的は須坂市峰の原高原から根子岳へのスノーハイキング♪

牧歌的な根子岳山腹を気ままに彷徨えるのもこの時期だけ
雪が消えると笹藪が煩くなる。。。

峰の原ペンション村からゴルフ場を突っ切って根子岳溶岩台地へ


この時期は入山料金所もフリーパス

クロカンコースを歩くのもバカバカしいので樹林帯へ

そして又牧場の中を放浪・・・

今日は天気予報通り
スキー場のリフト運行も中止となる程の強風
山頂は断念。。

キッズクラブご一行様は雪上車でゲレンデ最上部まで上がってきました。。
強風で飛ばされるぞ!!君たちっっ
タグ :菅平高原
Posted by ビーグル at
23:40
│Comments(0)
2010年03月19日
いきものみっけ
相変わらずスギ花粉の猛攻撃を受け
完全に戦意喪失状態の日々をおくっています。。。
したがって しばらくアウトドアでの活動ネタが書けません・・・
という訳で今日のタイトルは[いきものみっけ]デス☆

身近な自然の中で春夏秋冬それぞれの季節に
指定された生き物を見つけたら情報提供して
ホームページ上に全国いきもの地図をつくり
自分たちの暮らしの中で身近な自然との繋がりに目を向けようと
環境省が始めた生物多様性の危機に対する市民レベルのアクションです。。

指定された29種類の動植物の開花・初鳴き・初見を報告するだけ
四季を通じファミリーで楽しみながら全国地図作りに参加できマスっ☆
地球温暖化や開発などによる環境変化が身近ないきものたちに
どのような影響を及ぼしているのか見えて
今まさにマスコミなどで大きく取り上げられている地球温暖化問題が
他国のことではなく私たちの身近でも起きていることが実感できるんデスっっ。。

環境問題をむずかしいことと考えず
日々私たち一人一人の小さな積み重ねが大きな行動となるんデスょ。。
まずはホームページを覗いてみて!!
http://www.mikke.go.jp/
完全に戦意喪失状態の日々をおくっています。。。
したがって しばらくアウトドアでの活動ネタが書けません・・・
という訳で今日のタイトルは[いきものみっけ]デス☆

身近な自然の中で春夏秋冬それぞれの季節に
指定された生き物を見つけたら情報提供して
ホームページ上に全国いきもの地図をつくり
自分たちの暮らしの中で身近な自然との繋がりに目を向けようと
環境省が始めた生物多様性の危機に対する市民レベルのアクションです。。

指定された29種類の動植物の開花・初鳴き・初見を報告するだけ
四季を通じファミリーで楽しみながら全国地図作りに参加できマスっ☆
地球温暖化や開発などによる環境変化が身近ないきものたちに
どのような影響を及ぼしているのか見えて
今まさにマスコミなどで大きく取り上げられている地球温暖化問題が
他国のことではなく私たちの身近でも起きていることが実感できるんデスっっ。。

環境問題をむずかしいことと考えず
日々私たち一人一人の小さな積み重ねが大きな行動となるんデスょ。。
まずはホームページを覗いてみて!!
http://www.mikke.go.jp/
タグ :いきものみっけ
Posted by ビーグル at
01:50
│Comments(0)
2010年03月12日
杉花粉飛散期到来
春の嵐も過ぎ去って さあ活動開始と目論んでいたら

一気に毒ガスシーズンに突入してしまったっっ。。

先月からこの時期を見越して症状軽減のためヨーグルト療法をしてきたので
くしゃみ鼻水の症状はないものの目がとにかくカユイ。。。。
眼球を取り出してたわしでこすり洗いしたい位デス。。
とても外気に身を晒す気にはなれず自宅待機状態っっ。。
ということもあって先日「聖山」に同行したレンジャーからお借りした
「大岡村誌」自然編を読み始めました。。


長野市への合併前に村の威信をかけて編纂した
自然編歴史編合わせて1138ページにも及ぶ大作デス!
事前の調査を含め編纂に至る苦労が覗えマス。。
学術書に当たる内容を村民むけに分かりやすい文章で表現され
楽しく読ませていただきました。。
先日「聖山」に巡回に行く前に一読しておけば
たくさんの興味深いポイントを観察できたのに・・・・
ずいぶん見逃しちゃいました。。。残念無念デスっっ
旅行もそうだけど行く前の予習は大事デスネ!!
一気に毒ガスシーズンに突入してしまったっっ。。

先月からこの時期を見越して症状軽減のためヨーグルト療法をしてきたので
くしゃみ鼻水の症状はないものの目がとにかくカユイ。。。。
眼球を取り出してたわしでこすり洗いしたい位デス。。
とても外気に身を晒す気にはなれず自宅待機状態っっ。。
ということもあって先日「聖山」に同行したレンジャーからお借りした
「大岡村誌」自然編を読み始めました。。


長野市への合併前に村の威信をかけて編纂した
自然編歴史編合わせて1138ページにも及ぶ大作デス!
事前の調査を含め編纂に至る苦労が覗えマス。。
学術書に当たる内容を村民むけに分かりやすい文章で表現され
楽しく読ませていただきました。。
先日「聖山」に巡回に行く前に一読しておけば
たくさんの興味深いポイントを観察できたのに・・・・
ずいぶん見逃しちゃいました。。。残念無念デスっっ
旅行もそうだけど行く前の予習は大事デスネ!!
Posted by ビーグル at
17:22
│Comments(2)
2010年03月07日
聖山
季節の変わり目 天気が安定しません。。
天気図は正に梅雨・・・
日本列島南岸上空で冬と春の大気がオシクラマンジュウしていマスっっ。

今日は長野地方事務所の自然保護レンジャー仲間と
聖山へ合同巡回に行きました。。


冬のレジャーの多様化などで国民のスキー離れが進み
ここ聖山北山腹にある聖山パノラマスキー場も
今シーズン限りで閉鎖され後利用を巡り議論が重ねられていマス。。。
そもそもスキー場は高原地帯の森林を広範囲に伐採すると同時に
アクセス道路を切り開き多くの人間と車を深山に送り込むといった
大規模自然破壊の最たるものでした。。
開発から半世紀が経過したスキー場は皮肉なことにオフシーズンになると
国内では希少な草原性の昆虫・鳥・植物の聖域となっている所もありマス。。
しかし ここ聖山パノラマスキー場では開発時に表土を削り取ってしまったので
草原化は進んでいません。。
後利用が見いだせないなら長い時間をかけて元の森林に戻すのも
選択肢かと思うのですが。。
[霧氷色々]











聖山山頂のアンテナ群
天気が良ければ360° 正にパノラマビューが楽しめマス。。
天気図は正に梅雨・・・
日本列島南岸上空で冬と春の大気がオシクラマンジュウしていマスっっ。

今日は長野地方事務所の自然保護レンジャー仲間と
聖山へ合同巡回に行きました。。


冬のレジャーの多様化などで国民のスキー離れが進み
ここ聖山北山腹にある聖山パノラマスキー場も
今シーズン限りで閉鎖され後利用を巡り議論が重ねられていマス。。。

そもそもスキー場は高原地帯の森林を広範囲に伐採すると同時に
アクセス道路を切り開き多くの人間と車を深山に送り込むといった
大規模自然破壊の最たるものでした。。
開発から半世紀が経過したスキー場は皮肉なことにオフシーズンになると
国内では希少な草原性の昆虫・鳥・植物の聖域となっている所もありマス。。
しかし ここ聖山パノラマスキー場では開発時に表土を削り取ってしまったので
草原化は進んでいません。。
後利用が見いだせないなら長い時間をかけて元の森林に戻すのも
選択肢かと思うのですが。。
[霧氷色々]











聖山山頂のアンテナ群
天気が良ければ360° 正にパノラマビューが楽しめマス。。
タグ :聖山パノラマスキー場
Posted by ビーグル at
20:10
│Comments(2)
2010年03月06日
スノーシューイング
スノーシューハイキングのガイドで戸隠へ
今日の戸隠高原は生憎の小雨模様。。。。
週末にも関わらず人出も少なくとても静か。。
本日のゲストはシニア世代5名様
戸隠神社奥社参道から戸隠森林植物園を周遊する
アップダウンがほとんどないスノーシュー入門コースをご案内しました。。
初心者の方は扱いやすいスノーシューがオススメ☆
ベテランさんは爪付のワカンを着用!!

雨水をたっぷり含んだ重いザラメ雪ですが皆さんとても元気デスっっ。。


ミズナラの巨木「王様の木」にご挨拶してから随神門へ

雨に煙る随神門はとても幻想的デス。。





コース途中では雪を掘り断面を観察したり
深度毎に雪温や比重を計測したりと雪のお勉強もしていただきました。。

折角なので鏡池まで足を延ばしましたが
高温で氷もかなり緩んでおり残念ですが危険なので湖上歩行は諦めていただきました。。

湖面は至る所に亀裂が走り体重を掛けると水が滲み出てきマス。。

池の氷上に舞い落ちた木の葉も日に日に強さを増す春の日差しを受け
自らの輻射熱で氷に沈み込んでいきマス。。
鏡池の湖面にさざ波がたつのも時間の問題デスっっ
今日の戸隠高原は生憎の小雨模様。。。。
週末にも関わらず人出も少なくとても静か。。
本日のゲストはシニア世代5名様
戸隠神社奥社参道から戸隠森林植物園を周遊する
アップダウンがほとんどないスノーシュー入門コースをご案内しました。。

初心者の方は扱いやすいスノーシューがオススメ☆
ベテランさんは爪付のワカンを着用!!

雨水をたっぷり含んだ重いザラメ雪ですが皆さんとても元気デスっっ。。


ミズナラの巨木「王様の木」にご挨拶してから随神門へ

雨に煙る随神門はとても幻想的デス。。





コース途中では雪を掘り断面を観察したり
深度毎に雪温や比重を計測したりと雪のお勉強もしていただきました。。

折角なので鏡池まで足を延ばしましたが
高温で氷もかなり緩んでおり残念ですが危険なので湖上歩行は諦めていただきました。。

湖面は至る所に亀裂が走り体重を掛けると水が滲み出てきマス。。

池の氷上に舞い落ちた木の葉も日に日に強さを増す春の日差しを受け
自らの輻射熱で氷に沈み込んでいきマス。。
鏡池の湖面にさざ波がたつのも時間の問題デスっっ
Posted by ビーグル at
23:23
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