2011年01月30日

戸隠森林植物園

 今日は長野市「もんぜんプラザ」の
 シニアアクティブルームで開講している講座
「里山との出会い」の野外実習のサポートを頼まれ
 戸隠森林植物園に行ってきました。。



 昨夜来の降雪で新雪が30㎝程積もり

 


 戸隠神社奥社入り口付近は朝から除雪車は大忙し


 まずは奥社参道を随神門まで


 見事なまでに雪を背負った狛犬


 ご案内した受講生は16名
 60歳以上のシニアとのことですが
 ハードな深雪歩きも難なくこなす程みなさんお元気でした。。

 ミズナラの巨木「王様の木」に立ち寄ってから
 森林植物園を横断して鏡池に向かいました。。

 積雪は1m20㎝程で未だ沢筋が雪で埋まっていないので遊歩道をトレース

 生憎の天候で日差しも無く 昼になっても気温は氷点下。。。
 
 鏡池の湖上は吹き晒し
 立ち止まるとたちまち体温が奪われます。。
 戸隠連峰も雪雲に覆われ望めないので長居は無用

 風のない林間に入り雪の観察をすることに。。
 スコップで雪面を掘り下げ雪の断面を露出させ
 雪質の変化から天候の推移を読み取りました。。

 おそらく2月半ば過ぎれば
 雪が締まり沢筋も埋まってコンディションも良くなることでしょう。。

 そして鏡池の凍結状態もまだ充分とはいえません。。。
 長く留まると水が滲んでくるので2月上旬の冷え込みに期待デスっっ  


Posted by ビーグル at 21:38Comments(0)

2011年01月24日

天城山

 天城山といっても静岡県の伊豆にある天城山ではありません。。
 第4次川中島合戦の際1万3千の上杉軍が着陣した信州松代の妻女山の南にある里山です。。

 招魂社展望台からの眺め

 夏場は藪が煩い上に歓迎しない生き物も沢山活動しているので今が登山適期

 この手は大体何処へ行ってもいるのですが此処ではオオスズメバチにも多く遭遇します。。
 ある意味多種多様な危険生物で武装された山域なんですが
 積雪期なら警戒すべきはイノシシのみ しかも葉が落ち藪が消えるので
 ニアミスの確率は非常に低くなり安心して里山歩きが楽しめるんデス☆

 とはいっても雪の上はイノシシの足跡だらけ
 しかも周囲からは「ブヒー ブヒー」とヒステリックな鳴き声まで聞こえ
 なんかイノシシの放牧場を歩いている感じで多少の緊張感はありますが。。

 まずは妻女山に寄り道

 山頂には古墳も・・・


 再び主稜線に戻り天城山を目指しますっっ



 


 天城山山頂には坂山古墳があり石室の石積みが残っています

 ここの所冬型の天気が続いて積雪も多いうえ
 日差しが少なく日中になっても気温が上がらないためか
 確認できた踏み跡は昨日のものと思われる一人分のみ。。
 木が生い茂り山頂からの展望が利かなかったのも残念でしたが
 古代から現代に至る歴史的遺構が各所に残されており
 味わい深く静かな山歩きを楽しむことができました。。  


Posted by ビーグル at 23:56Comments(0)

2011年01月20日

夫神岳

 北信濃の山々は雪雲に覆われ眺望も期待できないので
 冬の晴天率が高い上田方面に車を走らせると・・・

 予想通り太郎山手前で雪雲が切れ上田市に入ると青空が覗いた。。

 上田市街地から見た別所温泉方面の山々
 ピラミダルな山容が印象的な夫神岳女神岳

 夫神岳東山麓一帯は歴史的にも特色ある自然環境を有し
 長野県条例により龗の森(おかみのもり)郷土環境保全地域に指定されています。。

 とういことで郷土環境保全地域を巡回しながら
 久しぶりに夫神岳に登ることにしました。。

 それにしても「龗の森」のとは難しい漢字デスっっ
 雨かんむりの下に口を横に三つ並べて さらにその下に龍の字を書いて「おかみ」
 と読みます。。

 「おかみ」とは雨や水を司る神様なんだそうです。
 この地域には古くから雨乞い信仰が伝わり
 夫神岳山頂には高龗神(たかおかみのかみ)が祀られています。。
 麓の別所温泉の雨乞い祭り「岳の幟」は有名で国の重要無形民俗文化財になっています。。
 このことから夫神岳は本来は龗岳(おかみだけ)だったのかもしれません。。。


 夫神岳の登山道は山容からも分かるとおり斜度がきつい上に
 積雪が少なく凍結しているのでアイゼンは必需品デスっっ

 兎・猪・狐・リス等の足跡を観察しながら
 滴る汗を拭き々山頂に向かう事小一時間
 ピラミッドの頂点に躍り出ました。。


 山頂から子檀嶺岳を望む


 祠はニ基あり何れも塩田平を向いていました。。



 林間から独鈷山が見えた。。


 蛾の仲間 クスサン(楠蚕)の繭
 目の粗い篭状の繭で中の蛹が透けて見えることから
 通称「透かし俵」
 
 

 
   
タグ :夫神岳


Posted by ビーグル at 21:54Comments(0)

2011年01月18日

モノクロの風景

 正月松の内が明けても悪天候に出鼻を挫かれ
 すっかり怠け癖がついちゃいました。。
 それに加え正月太りで気持ちも身体も重くなり益々出不精に・・・
 この悪循環を何とか断ち切ろうと
 降雪も小康状態になった今日の昼前とりあえず家を出ることに。。。

 しかし今日の空は自分の気持ち同様鉛色。。。
 テンションが上がらない中 取りあえず家の裏山へ。。

 無名の654mピークが視界に入ったので
 天気が悪く気乗りしないものの久しぶりに行ってみることにしましたっっ。。

 登り口は団地最上部にある通称「一本松の山の神
 先人たちは人間の居住区の最上部に祠を建て山ノ神を祀りました。。
 ここから先は神域として神の怒りをかうような行為を戒めたのデスっっ
 自然破壊や乱獲で山の恵み(薪炭・山菜・山肉)を枯渇させないための知恵ですよね。。
 正に自然との共生を図っていた証デス。。それに比べ現代人はなんて愚かなことか。。

 このルートは旭山林道が開かれる以前
 萩平と呼ばれる山中の集落と里を繋ぐ生活道路でした。。
 萩平は旧長野市では一番最後に電気が通じた地区
 現在は住人は皆 下界に転居して廃屋や耕作放棄された畑が残るだけになりました。。
 殆ど廃道化していたこの山道に近年マウンテンバイク愛好者が入るようになり
 ネット社会の功罪か たちまち大勢が押し寄せる人気コースとなったのデスっっ
 皮肉なことに再び道筋も明瞭になったのですが完全なオーバーユース状態。。
 藪は消えたものの道は逆に荒れてきてしまいました。。
 林道からの入口に丸太で車止めのバリケードを作ったのですが
 侵入者は未だ絶えないようデスっ。。

 自然はこうやって人の匂いのする物をゆっくりと時間をかけて取り壊して行くんですネ。。
 まるで異物を取り除き傷を修復しているかのように思えました。。

 ここ数日の大雪で地表がすっかり雪に覆われ
 イノシシも餌の確保に苦労している様子
 雪に顔を突っ込んで漁った跡がたくさんありました。。

 780mピーク辺りまで来ると積雪は膝上までに達し
 スノーシューを持参しなかったことを後悔。。
 深雪のツボ足歩行は結構な重労働 少しは正月太りの解消になれば良いのですが・・・
 滴る汗で襟元が凍り 首の皮膚が擦れてヒリヒリ状態になっちゃいました(^_^;)
   


Posted by ビーグル at 01:41Comments(2)

2011年01月10日

頼朝山

 午後になってようやく雪も止み晴れ間が覗いたので
 小学生の頃の遊び場だった長野県庁北西の頼朝山に出掛けました。。

 この辺りは西側に旭山が迫っており
 午後には日が陰ってしまうので昔から半日村と呼ばれています。。
 自宅を出たのも午後1時半過ぎだったので麓から登らず
 頂上直下の静松寺からの超お散歩コースをチョイス(^^ゞ


 クズ と ヒヨドリジョウゴ の実


 パウダースノーを踏みながらの気持ちの良いお散歩デス☆


 左手に葛山の稜線が見えましたが今日は時間が無いのでお預け。。

 息を切らす事も無く頼朝山々頂に到着

 山頂の案内板が根元から倒れてました。。。

 眼下に広がる長野市街地


 今日の登り口 静松寺も見えました。。


 旭山の支稜にある夏目ヶ原も眼下デス☆
 子供の頃 ここで山の大将気分を味わった記憶が甦ってきました。。




   
タグ :頼朝山


Posted by ビーグル at 18:13Comments(0)

2011年01月06日

奥社界隈

 今日の戸隠は一日中氷点下
 日差しも無いので余計寒く感じました。。。

 まだ松の内だというのに戸隠神社中社参道は人影もまばら
 お店も軒並みシャッターが下りていました。。

 昭和40年代高度成長期に作られたレトロな広告看板
 40年前にタイムスリップしたかのようデスっ
 再び希望に満ち溢れた元気な日本に戻ってもらいたいものデス。。



 スノーシューに履き換えて戸隠神社奥社参道へ

 さすがにこの時期になると
 「大人の休日倶楽部」吉永小百合効果もパワースポットブームも影を潜めたようで
 今まで通りの静かな参道に戻っていました。。
 昨年は異常な人出だったので これで何かホッとしました





 戸隠神社奥社参道 随神門



 参道からチョット外れて林の中へ
 一年ぶりの再会 ミズナラの巨木 通称「王様の木」

 正直自分は神仏より
 何故かこのような老木巨木に手を合わせたくなっちゃうんデス。。  


Posted by ビーグル at 17:35Comments(4)

2011年01月04日

初詣

 毎年の事ながら暴飲暴食と惰眠を繰り返した年末年始
 たった2、3日怠惰な生活を送っただけで
 気力体力共にすっかり低下してしまった気が・・・

 新年早々これではイカンと何とか重い腰を上げ
 地元の朝日山観音堂に徒歩で初詣に出掛けましたっ。。

 平柴台団地上部からの旭山
 3日間ゴロ寝生活すると筋力が10%落ちると聞いたことがあるが
 まんざら嘘では無いようデス。。
 足も身体もとにかく重くビックリするほど息も上がりました。。

 朝日山観世音堂

 観音堂まで来ると身体の調子も上がってきたので
 参拝後に旭山山頂を目指しましたっっ

 正月三が日の最終日にあたる今日は好天に恵まれ暖かな一日になりました

 新春の里山の山腹は秋と冬と春の風景が混在


 さすがに山頂付近は冬の装いでしたが日差しもあって暖かく感じました。。


 山頂展望台から初詣客で混雑しているだろう眼下に見える善光寺に向かい
 手を合わせましたが・・
 遠方から しかも見降ろして願掛けしても願いは届かなかったかも

 
 
 展望台から新年3日の善光寺平 


 新年の日差しを受けて枝先の霧氷が音を立てて落下してきます。。

 山頂では留鳥たちが冬枯れの梢に遊んいました☆

   


Posted by ビーグル at 00:14Comments(0)