2011年01月18日

モノクロの風景

 正月松の内が明けても悪天候に出鼻を挫かれ
 すっかり怠け癖がついちゃいました。。
 それに加え正月太りで気持ちも身体も重くなり益々出不精に・・・
 この悪循環を何とか断ち切ろうと
 降雪も小康状態になった今日の昼前とりあえず家を出ることに。。。

 しかし今日の空は自分の気持ち同様鉛色。。。
 テンションが上がらない中 取りあえず家の裏山へ。。

 無名の654mピークが視界に入ったので
 天気が悪く気乗りしないものの久しぶりに行ってみることにしましたっっ。。

 登り口は団地最上部にある通称「一本松の山の神
 先人たちは人間の居住区の最上部に祠を建て山ノ神を祀りました。。
 ここから先は神域として神の怒りをかうような行為を戒めたのデスっっ
 自然破壊や乱獲で山の恵み(薪炭・山菜・山肉)を枯渇させないための知恵ですよね。。
 正に自然との共生を図っていた証デス。。それに比べ現代人はなんて愚かなことか。。

 このルートは旭山林道が開かれる以前
 萩平と呼ばれる山中の集落と里を繋ぐ生活道路でした。。
 萩平は旧長野市では一番最後に電気が通じた地区
 現在は住人は皆 下界に転居して廃屋や耕作放棄された畑が残るだけになりました。。
 殆ど廃道化していたこの山道に近年マウンテンバイク愛好者が入るようになり
 ネット社会の功罪か たちまち大勢が押し寄せる人気コースとなったのデスっっ
 皮肉なことに再び道筋も明瞭になったのですが完全なオーバーユース状態。。
 藪は消えたものの道は逆に荒れてきてしまいました。。
 林道からの入口に丸太で車止めのバリケードを作ったのですが
 侵入者は未だ絶えないようデスっ。。

 自然はこうやって人の匂いのする物をゆっくりと時間をかけて取り壊して行くんですネ。。
 まるで異物を取り除き傷を修復しているかのように思えました。。

 ここ数日の大雪で地表がすっかり雪に覆われ
 イノシシも餌の確保に苦労している様子
 雪に顔を突っ込んで漁った跡がたくさんありました。。

 780mピーク辺りまで来ると積雪は膝上までに達し
 スノーシューを持参しなかったことを後悔。。
 深雪のツボ足歩行は結構な重労働 少しは正月太りの解消になれば良いのですが・・・
 滴る汗で襟元が凍り 首の皮膚が擦れてヒリヒリ状態になっちゃいました(^_^;)
   


Posted by ビーグル at 01:41Comments(2)