2007年07月29日

大人の水遊び

梅雨明けも秒読み段階☆
いよいよ待ちに待った夏山シーズンの到来です!!
ちょっと前の自分なら、 「今年は北アルプスの何々岳に登るぞ」 なんて
意気込んでいたのに、ここ数年はすっかり 「どこの沢で水遊びをしようか」 になってしまったicon11
灼熱の太陽が照りつける尾根を歩く夏山登山から 川の源流を詰める涼しい沢登りが、ここ数年の
盛夏の楽しみになっている。かっこよく言うとシャワークライムっていう登山スタイルだ。
実のところ浅瀬をジャバジャバと歩く程度なら気持ちいいけど深場を泳いだり水しぶきを浴びて
滝をよじ登る時は震える程寒いというより心臓が止まりそうだ。だけど子供のようにはしゃいでしまうicon01
今日、ワクワクしながら納戸の奥から道具を引っ張り出してきましたicon06
  


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2007年07月28日

里山合同巡回

長野県郷土環境保全地域に指定されている大雲寺を仲間のレンジャーと合同で巡回してきました
この寺の裏山は私の子供の頃、四季を通じて遊び場にしていた実家の裏山を思い出させてくれる
空気・匂い・光・色・植生がある私にとって懐かしく心地よいお気に入りの場所です。
草いきれの参道を上がると赤松クヌギの混生林になります。
蝉しぐれの中、ひんやりした空気を感じながら進むと、私達に追い立てられるようにキマワリ(昆虫)が
クヌギの落ち葉に覆われた地表を慌てふためき右へ左にシャカシャカicon10逃げていく姿は幹を得意そうに這い上がる姿と対照的で滑稽です。
いたるところ、ナナフシ(昆虫)が下草の枝にしがみつき細長い体を左右に振っている。風にそよぐ枝に擬態しているのだろうか・・・「かえって目立つよ!!君達☆」
稜線が近づくと腐葉土と樹液が発酵した匂いが漂ってきた。童心に返りクヌギの幹に目を向け歩く。
と、視野外から葉が擦れる音がする。視線を下方に向けると、意表をついて雄のカブトムシが、なんとface08ウドの葉の上に。登場する順番と場所が違うだろicon08まずはカナブンが樹液に集っていてくれなきゃicon09次にクワガタで最後にやっとカブトムシと相場がきまっているんだぞ!
なんて言いながら先に進むと東屋が現れる。くもの巣を払いながら小休止しようと屋根の下に入ると東屋の屋根の真下に大きな傘の茸が一本生えている。よりによって雨も当らぬ乾燥した土に何で?
周囲に蟻地獄を従え、なんとも摩訶不思議な自然のオブジェicon12
本当に里山は楽しいデス♪♪
でも・・・今、里山が荒れているんです。理由は人の手が入らないからなんです。里山の環境はナント人間との共生で成り立っていたんです。人も本来、自然の一部で構成員だったんだね。
里山めぐりの締めくくりは寺の前にある池の。昨年は葦との勢力に押されぎみでしたが今年の花はみごとでしたicon01正に極楽浄土を連想させる美しさがありますネicon12



  


Posted by ビーグル at 23:31Comments(0)

2007年07月20日

朝刊の地域面から

先日の信毎、南信面に「増え続けるシカの食害」と「ササユリの盗掘」の記事が
上下並びで掲載されていました。
どちらも被害者は希少な野生植物です。
シカは食欲で人間は私欲(物欲・金欲)で種を絶やす行為を行っているので、官民協力して対策を講じることになったという記事でした。
シカの方は人間が頭数制限をしない限り、食い尽くして餓死するまで止まらないでしょう。
では、人間の方はどうだろか。
豊かで便利な生活を追い求めてきた結果が環境破壊であり地球温暖化だと思います。
人類が欲望をどこかで自制しない限りシカと同じように自滅の道をたどることになるでしょう。
この人類共通大問題と地方紙のさらに地域面に掲載された盗掘問題記事は人間の煩悩すなわち欲の暴走をどう抑えるかという同じ課題に行き着く気がします。
ひとりひとりが欲望をどこまでコントロールできるかに人類の未来がかかっていると思えてならないのです。

話がむずかしくなっちゃいました。ミッドナイトハイでしょうか・・・・。



ところでササユリは山地の明るい草原に咲くユリ科の植物で葉は笹の葉そっくりなことからその名がつきました。花は淡い紅色のカサブランカといったほうがイメージし易いでしょうか。
山ではめずらしい大柄な花でよく目立ちます。
わたしも以前、北アルプスの笠ケ岳中腹の草原で行き会いました。
種で増え毎年同じ場所では花をつけることのない気難しい植物だと言われています。
また、山で会えるかなぁ・・・・。  


Posted by ビーグル at 01:41Comments(0)

2007年07月10日

風力発電は環境にやさしい?

上信越高原国立公園の菅平にあり花の百名山としても有名な根子岳に
高さ100mの風力発電搭を10~16基建設する計画があることを知った。
それも、新聞やTVニュースではなく環境破壊を危惧する団体のチラシでだ。
そのチラシに記されていた建設計画の内容を見てビックリししてしまった。
基礎工事のため広範囲にわたり山肌を削りとり、さらに削り取った膨大な土砂を
搬出するための林道を切り開くというものだ。
根子岳は天然記念物のイヌワシやミヤマモンキチョウなども生息している
わざわざ生物多様性を守るべき山岳地に建設する理由は民間企業の営利事業以外考えられない。
多額の建設補助金が見込まれるからだ。
風力発電は温暖化防止やエネルギー対策からクリーンでエコな自然エネルギーとして期待されて
いるが、立地が問題だと思う。山岳地での大規模工事はエコとはいえない。
それに、これほどの計画が地元一般市民の知らない所で進んでいることも恐ろしい気がする。
環境に影響する事業は広く情報公開し、地元や広範な市民の同意のもとに進めるべきだと思う。
ちなみに伊那では大規模な風力発電を山岳地に建設すると環境破壊などのマイナス面が多いことがわかり伊那市長は建設反対を表明されたとのこと。
  


Posted by ビーグル at 00:11Comments(3)

2007年07月08日

蛍の季節

護岸砂防工事でコンクリートで塗り固められた市街地に近い団地を流れる某沢から
蛍が消えてから十数年。
コンクリートの表面に土砂や朽ちた木の枝や葉が堆積し、やがて芹が繁茂するようになった。
人間が手を入れても自然は自らの傷を修復するかのように、ゆっくりと元にもどしていく。
そろそろ蛍も戻ってくるかと毎年この沢を訪れている。
昨年は6月下旬から飛び始めたが今年は7月に入ってもなかなか姿が見えないので心配していたが
昨晩1匹を確認。今日は3匹、私の発するLEDライトの光の点滅に反応してくれた。
かわいい沢の友人に感謝々。
  


Posted by ビーグル at 22:41Comments(0)

2007年07月05日

梅雨前線の停滞で活動も停滞ぎみ?

この時期は杉花粉が飛散する春に次いで野外活動が停滞する。


レインウエアを着用するのも面倒だし、いくらハイテク透湿素材のゴアテックスでも蒸れるし暑苦しい。


眺望も利かないし傍らの景色を見るのにも首を振ると雨具のフードが邪魔になるので体全体を目的の方向に向けなければならないので億劫である。


草原に寝転がって昼寝もできないし、ランチを楽しむ気にもならない。


道もぬかるんでいるので、靴も雨具の裾もアプローチに使った車も泥だらけ・・・帰宅してからのメンテナンスも手間である。誠に陰鬱でブルーな季節である。


ブルーといえば、梅雨時の植物の花の色が青、白といった寒色系が多いのは何故だろう・・・・

それにブルー系の花は曇天で雨に濡れると色に深みが出て実にきれいなんだから不思議だよね。

そして、この時期の花の種類も実に多い。梅雨明けの登山シーズンには、花が終わっているから

人目につくことも少ない。慎ましやかで奥ゆかしく、けなげである。

盛夏に咲く赤やオレンジ、黄色といった自己主張の強いやつらとえらい違いだ。

来週の休日には清楚な彼女に会いに行こう!
  


Posted by ビーグル at 00:23Comments(1)