2010年01月30日

逆谷地湿原

 穏やかに晴れ渡った一日でした。
 しかし日中は残念ながら仕事。。。。

 ならばと仕事帰りに飯綱高原「逆谷地」


 陽もすっかり傾き気温も一気に下がりだした

 今日の昼なら快適な雪原散歩が楽しめたはず・・・

 ハンノキが目につくようになると湿原は近い。。

 
 西日に輝いていた飯縄山も何時しかモノトーンに変わっていた。。


 ようやく逆谷地湿原に到着。。
 湿原というよりこの時期は雪原という表現が適当だろう。。


 僅かに流れのあるところだけ湿原が顔を出していた。。


 風の通り道
 景色がパープルに染まりだした
 長居は無用 往路を引き返すことに
 次回は余裕をもって訪れよう。。。。。

 槍ヶ岳遠望

 飯綱高原からバードラインを車で荒安地籍まで下ると
 オレンジ色の空に槍ヶ岳のシルエットが見えた。。
 富士山同様遠くからでも判別し易い山容である。。
 

  


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2010年01月26日

王様の木

 今年もミズナラの巨木「王様の木」に会いに戸隠高原へ出掛けました。。
 
 今日の戸隠は時折日差しがあるものの風が強く寒い一日でした。。



 戸隠西岳連峰



 戸隠山


 戸隠山 八方睨 


 戸隠神社 奥社 随神門


 カエデの翼果 と ツタウルシの実

 今日は平日ということもあり出会ったのは4名だけ
 静かな森を楽しめました。。


 戸隠名物の「あがりこ」
 昔 木の伐採は木材の搬出が容易な積雪期に行われました。。
 雪の上に出ている部分に斧を入れたので
 雪に埋もれていた部分の幹が残り
 その年の夏 切り株から再び萌芽して木が成長したため
 独特な樹形になったんデス。。
 太い幹の高さで伐採時のおおよその積雪量が分かります。。


 昔は天命稲荷の鳥居の最上部に腰を下ろして休憩したものデス。。
 ずいぶん積雪量が減りました。。


 倒木のモンスター
 こうして森林は更新されて行くのデス。。

 今年もミズナラの巨木「王様の木」に会うことができました☆

 枝の傷みも進んでいるので立ち枯れしていないか
 毎年恐る恐る近づくんデス。。
 枝を大きく森の空へ広げている姿を見ると感動シマス。。
 今年もお互い元気で頑張ろうと励ましあうのが恒例行事になっちゃいました。。

 
 来年の再会を誓って森を後にしました。。  


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2010年01月22日

子檀嶺岳(こまゆみだけ)

 一昨日までのポカポカ陽気は何処へやら。。
 しかし今日は冷え込んだものの冬晴れのいい天気☆
 ご無沙汰している戸隠へと思ったのですが家を出ると
 戸隠方面は雪雲の吹き出しで天気はイマイチ↓
 見事に晴れ渡っている上田方面に急きょ転進っっ。。

 久しぶりに上田市のお隣り青木村の子檀嶺岳にいきまシタ☆

 青木村道の駅から見た子檀嶺岳
 今日は当郷地籍から入山することに・・・・

 登山口が近づくと山頂部分の岩峰だけしか見えなくなる
 
 赤松林の中を7、8㎝はあろう 大きな霜柱を踏みながらのアプローチ
 サクサク音がして気持ちがいい☆

 上小地域の里山らしく ここも松茸山。。
 キノコシーズンの登山は避けたほうが良さそうデス。。

 登山道から脇に入った沢の上部にある強清水
 急登に喘いだ後の一杯は甘露デス☆

 山頂が近付くと斜度は一気に増してきたっっ
 つるつるに凍った斜面に薄ら雪がのりとても歩きづらい。。。
 アイゼンを携帯しなかったことを後悔
 下山に不安を感じながら山頂を目指す。。

 この路面のコンディションに苦しんだのは自分だけでは無いようだ。。
 爪のスパイクと肉球のスタッドレスを標準装備する獣たちも
 悪戦苦闘した跡が雪上に残っていた。。。

 急斜面のアイスバーンをクリアすると山頂からの絶景が待っていた!!

 眼下に青木村


 上田方面


 独鈷山方面 遠くには蓼科山から八ヶ岳も見えましたっ。


 夫神岳方面 美ヶ原のテレビ塔も確認できました。。


 浅間山方面 圧巻デス☆


 北の聖山方面の空は雪雲で覆われていた。。


 山頂の祠に二礼二拍手一礼して「無事下山できますように」と祈願したものの
 お賽銭を置くのをうっかり忘れて下山してしまった。。でも無事だった。。
 子檀嶺岳の神様は慈悲深く寛容でした。。
 またお礼参りに来なくちゃっっ!  
タグ :子檀嶺岳


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2010年01月20日

地球温暖化

 長野地方事務所での長野県自然保護レンジャー
 長野県自然観察インストラクター合同研修会に参加。
 
 普段は単独行動が主体なので久しぶりに仲間に会えて会話も弾みまシタ。。

 講師は長野県環境保全研究所研究員「浜田 祟」先生
 講演テーマは「長野県における地球温暖化の現状及び影響について」


 ふだん新聞・テレビの記事や報道で聞きかじっている知識が
 いかにいい加減であったかを思い知る興味深い講演でシタ。。

 まずは・・

 温暖化は地球規模で進んでいるのに現れ方が地域均等でないこと
 これが対策を遅らせ効果が上がらない要因の一つであること。
 これに国の利益エゴが絡み国家間の政治的駆け引きの対象に
 なってしまうから尚たちが悪い。。


 世界の平均気温が100年で0.74度上昇という表現が認識や対策を遅らせる。。
 地域によっては変わらないところもあれば北極のように5度以上
 上昇する地域もある。。


 最低気温・最高気温両方が平均して上昇しているのではなく
 最低気温が大幅に上昇しているという事実。。


 気温が上がると北極や大陸の氷が融けて海水面が上昇する。。
 このことだけが取り上げられるが実は地球温暖化による海水面の
 上昇の一番の原因は海水の熱膨張による体積の増加であること


 日本では最低気温の上昇により雪が雨になるので
 積雪量が減り降雨量が増える。。
 つまり積雪として水が陸地に蓄えられないため
 年間降雨量が同じでも渇水洪水の頻度が高まる
 自然災害が起き易くなり農作物が作り辛くなるということ。。

 講演内容のすべてはご紹介できませんが県内でもここ十数年で
 さまざまな変化が現れてきました。感覚的な捉え方ではなく
 数値化して県民に自覚と行動を求めていく段階だと思います。。

 地球温暖化による被害は人災であるからして
 人間の手でくい止めなければならない災害なんデスっ。
   
タグ :地球温暖化


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2010年01月17日

大林山

 今日は昨年アプローチに手こずりタイムアップで断念した
 千曲市・筑北村・上田市境界に位置する大林山(氷沢山)に再挑戦!!

 登山口から八頭山・大林山を結ぶ尾根の最低鞍部に向かって
 急斜面を九十九折りに登りマス。。
 氷点下にもかかわらず汗が滴り落ち
 前髪の先には取っても々ツララができて鬱陶しい。。

 急登もようやく終わり稜線に躍り出ると
 「ぽんぽんの平」という名のコルに到着
 地名の由来意味は不明デス。。
 ここから稜線伝いに再び大林山を目指しマス。。

 快適な稜線歩きと思いきや次第に積雪が増し
 膝下までの深雪との格闘を強いられることに。。

 おそらく昨日のものと思われる登山者のトレースに沿って
 イノシシの足跡が先へと続いていマス。。
 最近北信の山々では猪の痕跡がやたらと目につき
 生息域が拡大し個体数も確実に増加していると感じマス。。

 登山ルートは山頂目前で直登せず右へトラバース
 西尾根に回り込んで山頂へと続きマス。。。
 急斜面のトラバースですが木立が密生しているので不安はありません。。


 深雪に手こずり汗だく。。予定より30分遅れでようやく山頂。。
 氷点下で顔が痛いほどですが眺望はまずまず登りの苦労が報われマス。。


 冠着山(姨捨山)


 冠着山と戸隠山


 南の眺望 塩田平

 子檀嶺岳・夫神岳


 東の眼下には岩井堂山と坂城町


 西側は聖山や北アルプスが望める

 今日の登山者は自分一人のようデス。。正に隠れた名峰デス☆
 貸切の山頂をかなり踏み跡付けちゃいまシタ★

 北から北東には善光寺平が広がる


 戸隠連峰飯縄山遠望

 噴煙たなびく浅間山

 ゆっくり展望を楽しんでいたいところでしたが
 大汗をかいた後で身体が冷えてきたので残念ですが山頂を後に
 下山開始。。
 深雪をクッションに一気に駆け下り小一時間で下山完了。。

 深雪との格闘で久しぶりに筋肉心肺疲労を感じた山行デシタ。。
 ひょっとして加齢による体力の低下???肉体の衰えでしょうか・・・ 

  
タグ :大林山


Posted by ビーグル at 23:30Comments(0)

2010年01月16日

髻山(もとどりやま)

 日本列島を混乱させた大寒波も峠を越え
 善光寺平では久しぶりに青空が見れました。。

 今日は長野市と飯綱町に跨る雪の髻山(もとどりやま)に
 9名様をご案内。。

 標高こそ800mに満たない低山ですが均整のとれた美しいその山容から
 善光寺平の北縁でもとても目立つ存在
 それもそのはず小さいながらも20万年前に活動していた列記とした火山だったのデス。。


 山腹の観音清水
 

  陽が差すと梢から雪がカーテンのように降り注ぐ


 手入れが行き届いた美しい杉林

 混生林に林相が変わると山頂はもう少し



 山城があった山頂は広く北信濃から松代方面まで見渡せる

 小布施・須坂方面(写真左)と長野市街地方面
 髻山城跡東山麓には北国街道と中世の主要道路「神代坂」が
 通っており越後と信濃を結ぶ重要な場所であったという。。

 また山頂には一等三角点天測点の両方がある
 どちらも三角測量をするうえでの基点中の基点であり
 両方が同じ山にあるのは非常にめずらしいのだそうだ。。
 ちなみに天測点は国土地理院が地図作りのため
 正確な経度緯度を測定したところで全国に48箇所
 長野県ではなんとここ髻山だけなんだそうデスょっっ。。

 一等三角点(写真左)と天測点

 雪山歩きが始めてのご婦人が多かったので
 急遽山頂でかんじき試乗会を開催☆
 西洋かんじき(スノーシュー)と和かんじきそれぞれの特徴や履き方の説明
 そして歩行体験もやっちゃいました。。

 
 クマヤナギを使った手作り和かん
 軽くてとても歩きやすく平坦地や深雪にはもってこいって感じでシタ☆
 今度は是非和かんじき作りにも挑戦してみたいデス!!  


Posted by ビーグル at 20:07Comments(0)

2010年01月07日

6つ目の飯縄山

 年末年始は天気が荒れ模様だった事を言い訳に
 家に引きこもり暴飲暴食の日々
 すると10日足らずで筋肉は霜降り黒毛和牛
 内臓はホアグラ脂肪肝
 気持ちも身体も重くなり運動不足の正にブロイラー
 
 そんな生活にピリオドを打ってくれたのが
 我がブログに訪問いただいた「アラー50」さんからのコメント
 「坂城町の坂城神社から葛尾山に向かう途中にも飯縄山がある」という情報

 かねてから6座7座目の飯縄山を探していただけに喜び勇んで登ってきましたっ。。


 入山口になる坂城神社 に来ると・・・

 アラー50さんの情報通り周辺案内板に飯綱山 の文字が確かにあるではありませんか☆

 感謝感激デスっっ ナガブロのブロガーでよかったぁ~♪
 アラー50さん教えてくれて本当にありがとう★

 坂城の飯綱山は戦国武将村上義清の居城があった葛尾山の前衛峰だったのデス

 その山頂は荒々しく岩の鎧を纏っていました。。


 せっかくここまで来たので一つ先のピーク葛尾城跡まで行くことに。。

 ここから急斜面を九十九折りに登ると葛尾城跡

 山頂は平たく整地されその広さも結構なもの
 かなり立派な城であったことが覗えマス。。。


 北西方向は千曲市街地が広がり

 北東の尾根伝いに五里ヶ峰


 南には上田方面が一望でき武田軍の動きも確実に捉えることも可能。。


 こんな難攻不落に思える堅固な山城も武田の軍勢に攻め落とされ
 村上義清は上杉方に敗走している。。。

 そんな歴史に思いを馳せ山頂を後に

 眼下には坂城の街並みと千曲川の水面が輝いて見えました。。。

 


  


Posted by ビーグル at 22:01Comments(5)