2011年02月26日

小鳥ヶ池から鏡池

 今日は6名グループを戸隠神社奥社参道から鏡池へご案内した後
 天気もよく陽も高かったので
 今度は単独で戸隠神社中社から小鳥ヶ池経由で鏡池を目指しました。。

 ここ数日の春の陽気から一転 昨日から冬に逆戻り
 雪も再凍結して固く締まりツボ足でも問題無く歩けますっっ

 小鳥ヶ池鏡池に比べるとマイナーな為 訪れる人も少なく静かです。。

 小鳥ヶ池と怪無山・飯縄山


 ツリバナ と ノリウツギ


 雪上になんと蝉の死がい
 冬の森ではこんな意外な光景にも出会えます☆


 小山を二つほど越えると戸隠山の八方睨みが姿を現す
 鏡池はもうすぐそこ。。。


 本院岳


 坂道を登りきると鏡池に躍り出るっっ


 鏡池からの本院岳は迫力があります。。


 今日もたくさんの方が冬の鏡池を楽しんでいました

 もうじき3月 少しづつ池の氷も緩み始めます。。。  


Posted by ビーグル at 20:18Comments(4)

2011年02月23日

飯縄山麓

 いい天気が続きますicon01
 この陽気でスギ花粉飛散の起爆装置が作動してしまったのではicon11
 と憂いつつ 仕事前にチョット飯綱山麓の林を散策してきましたっっ

 今日も北アルプスが良く見えました☆

 連日 日中の気温も上がって雪解け進行中!!


 ちょっと歩いただけでも汗が滴り落ちるくらいのポカポカ陽気

 留鳥たちの囀りが林内のあちらこちらから賑やかに聞こえてきます。。

 北斜面にはまだ厳冬の象徴シュカブラが残っていました。。



 もう少しここに留まっていたいところですが出勤時間が刻々と近付いてきました。。
 残念ですがここでタイムアップですっっ

 後ろ髪を引かれる思いで飯縄山麓を後にしました。。  


Posted by ビーグル at 18:41Comments(0)

2011年02月22日

飯縄山

 快晴の今日は長野市民の山「飯縄山」

 2月も下旬 雪も締まってきて歩き易くなってきました。。
 20代の頃は体力気力も充分で
 吹雪いていようが 気温が低くかろうが 気にもせず
 深雪のラッセルがあろうとお構い無しに行動できたのですが
 最近では好条件でないと中々足が山に向かなくなってしまいました。。


 今日は絶好の登山日和
 平日にも係らず老若男女10名程が入山していました。。

 若干の霞はありましたが結構遠望が利きました

 八ヶ岳連峰の左に微かですが富士山が・・・



 トレースも程良く圧雪され無雪期より快適に歩けます。。
 駒つなぎから天狗の硯岩へ直登する冬道は
 斜度がきつくさすがに息が切れましたが・・・

 南峰から見た本峰


 飯縄山山頂からは黒姫山と妙高山が重なって見えます。
 黒姫山の山頂から妙高山が顔を出す格好になるのですが
 「ずれてくれれば良いのに」といつも思っちゃいますっっ
 地図上でも飯縄山・黒姫山・妙高山が
 直線的に南から北に繋がっているのが確認できます。。
 実はこれら3つの火山は兄弟
 火山活動が飯縄山から北に移動していったんです
 したがって三兄弟の兄は飯縄で末っ子が妙高という訳

 今年は積雪量が少なめ 携帯トイレブースも雪に埋もれる事無く春を迎えそう



 高妻山
 平成の市町村合併で長野市最高峰は飯縄山から高妻山に。。


 トレースを外さなければワカンやアイゼン無しでもOK!!
 ですが軽アイゼンを着ければ不安なく歩けて楽チンですョ☆
  
タグ :飯縄山


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2011年02月19日

今日の鏡池

 今日は長野地方事務所管内の自然保護レンジャー仲間と
 戸隠森林植物園から鏡池一帯を合同巡回してきました。。

 普段は単独活動が主ですが年に何度かこういった合同巡回を行っています。。
 情報交換や自然公園内での問題点を共有化する上でも貴重な機会なんです。。

 今日の戸隠は朝方は曇っていましたが昼近くには快晴になりましたicon01
 昨日朝までの降雨で雪が締まり今朝の冷え込みで表面が凍って
 雪質はモナカ状態となり大分歩き易くなりました。。


 戸隠神社奥社参道の狛犬の頭に5、60㎝以上積もっていた雪も消え

 参道も圧雪状態 つぼ足でも歩行可能。。



 一昔前までゲレンデ以外の雪山や冬の森は
 一部限られた人々の領域で一般の人は立ち入ることもなかったのですが
 最近はクロカンスキー・テレマークスキー・スノーシューを楽しむ人たちも増え
 週末ともなると県内外から大勢の人たちが訪れるようになりました。。
 時には大型バスを連ねた団体ツアーや小さなお子様を背負ったファミリーと様々

 このこと自体は喜ばしいことなのですが、雪山の知識やマナーを身に着けることなく
 入山するケースも多々見受けられ様々な問題が各地で起きています。。

 ここ戸隠森林植物園から鏡池にかけても
 ゴミや残飯の放置・直火のバーベキュー・植物損傷・糞尿と
 オーバーユース傾向が強まる中、次々と新たな問題が発生していますっっ


 今日の鏡池

 これら美しく貴重な自然環境の保全と身の安全のためにも
 装備・知識・マナーを身につけて
 体力・経験に見合った無理のない計画で入山してくだいネ!!  


Posted by ビーグル at 17:52Comments(0)

2011年02月17日

戸隠森林植物園

 立春を過ぎ陽も随分長くなり
 日中は暖かく感じられるようになりました。。
 
 ここ戸隠森林植物園も冬の森を楽しもうと大勢の人たちが訪れています。。

 今年は例年に比べ積雪量が少なめでしたが
 ここ数日の降雪でようやく沢が埋まりコンディションがよくなりました。。

 それでも水量の多い所は顔を覗かせているので気をつけましょう

 雪上では雪渓カワゲラ(通称:雪虫)が
 春を感じて繁殖のため生まれ故郷の沢の上流を目指し始めました。。
 「雪虫」は俳句では春の季語として使われます。。

 羽がないのでひたすら雪上を歩くその姿は健気です。。
 雪の中の藻類や原生動物を捕食し高山の雪渓では夏でも見ることができます。。
 結構な数だったので踏みつけないように歩くのも大変でした。。

 こちらは羽があるので普通のカワゲラ 広義でいえばユキムシですが・・・


 大雪の後の林間歩きは樹上の雪塊の落下にも注意が必要
 時には氷交じりの大きな雪塊が落ちてきます。。

 こんなのに直撃されたらアウトですっっ(+_+)


 積雪量が増して ようやく巣箱に手が届くようになったので
 巣箱の中のお掃除もしてきました。。
 小鳥は神経質で古い布団が残っていると中々営巣しません。。
 木の葉やミズゴケに交じってドングリも入っていました。。


 雪上に残されたキツネの足跡と糞


 夏に咲いたツルアジサイの花。。

 
 みどりヶ池はまるで枯山水の日本庭園のようでとても綺麗でした。。

 

  


Posted by ビーグル at 19:23Comments(0)

2011年02月16日

戸隠鏡池

 昨日未明までの荒天から一転
 今日は今シーズン一番の好天になりました。。

 この好天を逃すまいと除雪の疲労が残る重い身体を鞭打ち
 戸隠高原の鏡池に車を走らせましたっっ

 戸隠山八方睨と鏡池
 寝坊をして歩き始めた時間が昼近かったので
 先行者が何人いて既にトレースが付けられていたので
 ラッセルの必要もなく楽させていただきました。。


 湖上でNBS長野放送のスタッフがガイドを伴い取材に来ていました。。

 良く見ると女性はNBSスーパーニュース担当の菰田アナウンサーでした。。

 一昨年の5月にも戸隠森林植物園でお会いしました。。
 菰田さん戸隠の魅力をいっぱい紹介してくださいね☆
 それにしてもお天気よくてよかったですネ!


 本院岳


 西岳


 八方睨み


 戸隠山   


Posted by ビーグル at 19:19Comments(0)

2011年02月12日

要月山

 長野市善光寺の仁王門から西に延びる県道399号線
 新諏訪町で国道406号線と合流し鬼無里を経て白馬村に至ります。。
 この通称「鬼無里街道」は善光寺への巡礼の道であると共に
 昔は鬼無里の住民が麻や木炭などを大八車や馬の背に乗せ
 善光寺周辺の問屋や商店に持ち込み現金化して呉服や布団・履物など
 日用品を購入して鬼無里に帰った物流の道でもありました。。
 今でも善光寺西側の桜枝町の鬼無里街道沿いには
 呉服屋・履物店・日用雑貨店・布団店などの個人商店が
 たくさん残っており往時がしのばれます。。

 この善光寺街道と並行して山腹伝いに幅1mにも満たない
 裏街道が残されています。。
 今日は実家帰りのついでに
 この裏街道を使い善光寺七池のひとつ狐池から要月山に登りました。。

 西長野「西光寺」にある善光寺七清水のひとつ「夏目清水」
 この他にもこの裏街道沿いには法蓮寺や諏訪神社などの寺社や
 善光寺七清水の瓜割清水など名勝もあり人の往来も昔は多かったのでしょう

 西光寺


 西光寺「地蔵堂」
 馬頭観音や庚申塔もひっそりと・・・
 子供の頃この辺りで遊んでいると大八車の車輪の一部や
 馬の大腿骨が路傍の土から露出していたのを思い出しました。。
 当時は恐竜の骨と信じていたんです^_^;

 薬師堂


 道は要月山山腹の急斜面をトラバースするように付けられているので
 崩れやすく昔の石垣が残っていますが土に埋もれてしまうのも時間の問題

 
 道の一部がテラス状に拡張され幅1m程のテーブル状の石があります。。
 この辺りの地面を掘ると古銭が出てくるので
 子供の頃よく宝探し遊びをしました。。。
 林内の道は廃道化が進み道筋も定かでなくなります。。
 ここでで裏街道の斜面を登ると要月山の山頂部分に出ます。。


 夕日ヶ丘 以前は東屋があったのですが取り壊されていました。。
 長野市中心市街地が一望できます。。


 要月山最高点にある要月山延命観音堂


 里山は人の手が入らなくなると どんどん荒れていくのです。。。

 何十年か前まで子供たちの遊び場だった雑木林は
 倒木と藪で立ち入ることすら出来なくなっていました。。 
  
   
タグ :要月山


Posted by ビーグル at 21:21Comments(0)

2011年02月05日

葛山

 立春が過ぎ日も大分長くなってきました。。
 今日は仕事帰りに長野県庁の背後に聳える葛山(かつらやま)に登ってきました。。


 山中の道にはまだまだ雪が残っています。。
 
 人間の踏み跡のように見えますが・・・

 これらはみんなイノシシの足跡。。
 大小様々な足跡の傍らには雪を掘って餌を漁った跡がたくさん有りました。。


 オヤマボクチの種が雪の上にたくさんこぼれていました。。


 山頂は葛山城址だけにとても広く東屋とベンチが置かれています

 ここの城主は上杉方に属していた地侍「落合備中守」
 この城は北信濃において上杉方の重要な前進基地でした。。

 目の前の旭山山頂には武田信玄の朝日山城があり
 ここは裾花川を挟んで両軍が対峙する最前線でした。。

 信濃北部を手中に収めようとした武田信玄は
 越後の上杉が雪に閉ざされ大軍を動かせない時季を狙い
 1557年の3月に1万7千余の大軍でここ葛山城を攻撃したのです。。
 落合氏以下葛山衆は勇猛果敢に戦い武田の大軍は攻めあぐみましたが
 最後は火攻めに遭い奮戦むなしく落城。。落合備中守も討ち死にしました。。

 逃げ場を失った女衆は大峰山との間にある深い谷に身投げし果てました。。
 この谷は後に「姫谷」と呼ばれるようになったとか・・・
 「後の世まで女性の悲しい泣き声が聞こえた」と地元に語り継がれています。。

 阿鼻叫喚 悲惨な最後を遂げた落合一族を弔うかのように
 山頂本丸跡に置かれた祠


 東屋のつららが夕日に輝きとても綺麗。。
 夕暮れの葛山々頂は
 壮絶な戦いがあった場所とは思えない程の静寂に包まれていました。。
 
 間もなく日没
 姫谷から女性の咽び泣く声が聞こえてくる前にと
 山頂を後にしましたっっ。。  
タグ :葛山


Posted by ビーグル at 22:45Comments(0)

2011年02月03日

逆谷地と大谷地湿原

 立春の今日は久しぶりの快晴
 しかも風も無く気温も上昇して正に春を感じる穏やかな一日になりました☆

 天気も良いので飯縄山へ登ろうかとも思ったのですが
 どうも風邪に罹ったらしく体調がすぐれないので登山は諦めて
 飯綱高原にある湿原を巡回してきました。。

 最近はスノーシューやクロカンスキーを楽しむ人が随分増えました。。
 そのこと自体は喜ばしいことなんですがマナーの悪さも目立ってきました。。

 積雪が充分でないうちに湿原に入って荒らしたり
 雪上にゴミを放置するケースが後を絶ちませんっっ
 湿原の場合ゴミは積雪期に見つけないと回収できなくなるので厄介なんデス
 中にはゴミを雪の下に埋めていく輩もいるのです。。

 幸いにも今日は湿原に立ち入った形跡もなく一安心
 キツネとノウサギの足跡だけが雪上に残されていました。。

 ウバユリの実とツルアジサイの枯れ花

 逆谷地湿原と飯縄山
 逆谷地湿原は10万年もの歴史を持つ日本最古級の湿原
 枯れた植物が泥炭となり十数メートルも積もっていて
 植物の種類から過去十万年にわたるここ飯綱高原の気候の変化を読み取れる
 貴重な湿原なんデス。。





 そしてこちらは大谷地湿原
 水源は飯綱高原スキー場第一リフト下部から湧き出る飯綱鉱泉
 戸隠バードライン沿いにあるので四季を通じて湿原の植物が
 手軽に観察できます。。

 絶好の登山日和だっただけに飯縄山に登れなかったのが残念でなりません
 山頂からの眺めはさぞかし絶景だったことでしょう。。。。。  


Posted by ビーグル at 19:09Comments(0)