2011年09月25日

奥裾花自然園

 今日は長野地方事務所所属のレンジャー合同巡回で
 長野市鬼無里の最深部に位置する春は水芭蕉の大群落で有名な奥裾花自然園
奥裾花自然園
 紅葉前のこの時期は訪れる人も殆ど無く開園中最も静かな期間です
 今日も連休にも関わらず我々以外の入園者は2組でした。。
奥裾花自然園
 今年の夏 善光寺平北部の山々ではカシノナガキクイムシによる
 ナラ類の枯死被害が広がっています。。
 葉の緑が濃い時期だけに赤褐色の葉を付けた枯死木はよく目立ち
 夏に紅葉したかのような異様な光景ですっ 

 ここ奥裾花自然園に於いてもミズナラの巨木が被害を受けました。。
奥裾花自然園
奥裾花自然園
 枯死の原因はナラ菌の媒介者であるカシノナガキクイムシ
 ミズナラ・コナラなどのナラ類やウラジロガシなどのシイ・カシ類の幹に穿入することにより
 病原となるナラ菌が材部に侵入します。。
 すると樹木は菌が樹体内に蔓延しないよう水を通す機能を停止させるのです。。
 穿入箇所が多数になると幹全体が水を通さなくなり
 根から吸い上げた水が葉まで届かなくなって枯死に至るのですっ

奥裾花自然園
 園内には樹齢300年を超える巨木が多数あります。。
 老木ほどカシナガ被害を受けやすいといわれているので心配です

奥裾花自然園奥裾花自然園
 ブナの幹に付けられた熊の爪痕

奥裾花自然園奥裾花自然園
 ヒロハツリバナ と ツリバナ の実

奥裾花自然園奥裾花自然園
 サワフタギ と ブナ の実

奥裾花自然園
 ルリボシヤンマ

奥裾花自然園
 ヤマハギの花 と 合ノ峰




Posted by ビーグル at 23:50│Comments(6)
この記事へのコメント
《菌が樹体内に蔓延しないよう水を通す機能を停止させる》
こういう自然界のメカニズムには、ほとほと感心させられますね☆
でも、こうした自浄、再生作用などが追いつかなくなったときこそが心配。
ところで、ふと思い出すのは、北八ヶ岳の縞枯山です。
シラビソなどの縞枯れ状態
白い木々の群生はチョット見、綺麗なんて思ったりしましたが、
あれはどんな道を辿ってのことなのでしょう?
Posted by うたかた夫人 at 2011年09月26日 08:05
北八などで見られる
縞枯現象のメカニズムは未だに解明されていないようですね。。
諸説ある中、厳しい環境下でシラビソなどが種(しゅ)の存続のため
樹勢のある若い木々のまま世代交代していく術という説を自分は
信じています。。
自ら移動することのできない植物は我々が考える以上に知恵があり
したたかです。。現地に行ってみると林床には幼木たちがすでに
育って更新準備が整っているんですよ☆
Posted by ビーグル at 2011年09月26日 16:02
沖縄から来ました。

なんか、島にない風景で、

やっぱり、いいですね・・。

なごみます。(-_-)zzz
Posted by るつみ at 2011年09月26日 16:05
るつみ さん
はじめまして☆
森の中に身を置くと遠い祖先から引き継いだDNAが目覚めるんですョ
母の胸に抱かれているかのような何とも云えぬ安堵感というか
心地よさを感じるのも きっと 人は元々 森に棲むサルだったからかも
Posted by ビーグル at 2011年09月26日 21:36
なるほどねぇ^^
種(しゅ)の存続ということが最々優先なんでしょうね☆
しなやかに したたかに これってわたしの信条なんですけど(笑)
自然界はおいそれとは絶えないようで・・
人間の方が先に滅びそうな気がしてきました^^;
Posted by うたかた夫人うたかた夫人 at 2011年09月26日 22:49
うたかた夫人さま

「しなやかに したたかに」って渡世術の基本ですよねっ
動植物も人間も上手く生き抜くために必要な知恵なんでしょうね。。
驕る人間は久しからず傲慢な人類には未来は無いかも・・・ 
Posted by ビーグル at 2011年09月27日 00:50
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。